【槍ヶ岳】99座目の槍!(99/100)
【山名】 北アルプス 槍ヶ岳
【山行日】 2018/9/5(水)-9/6(木)
【登山口】 上高地 【下山口】 上高地
【距離】40.23㎞
【時間】30:41
あえて、槍ヶ岳を残そうとしていたわけではありませんでしたが、99座目にして槍ヶ岳にチャレンジすることになりました。
本当は、95座目に登った黒部五郎岳の後にそのまま槍ヶ岳に行くつもりでしたが、強い台風20号が接近し槍ヶ岳に向かっても暴風雨で山頂に立てない可能性も懸念して、槍ヶ岳だけが残ってしまいました。
で、その後99座目ということでの登山となりました
台風21号が通過し、9/6だけ天気予報が良かったので、ご来光が見られるかもしれない9/5-6での山行となりました。
しかし、台風21号の爪痕はとても酷いものでした。横尾山荘から槍沢ロッジまでの登山道では倒木に次ぐ倒木で途方に暮れるような道のりでした。
前回、奥穂高岳登った時にも来た、上高地からスタート
バスの出発時間は1時間遅くなり5:40始発
バスで上高地へ。道にはかなりの枝が落ちていました。
上高地へ到着早々すぐにスタート!
登山道を横切るように水が流れています。普段からなのか?
明神館前を通過します。
普通に猿とすれ違います。。挨拶しようかと思うくらい
かなり細い枝に。。。実は揺れてました。。
横尾山荘と横尾大橋
綺麗な施設ですねぇ~
ここまでは、車も通れる幅の道でした。
ここから登山道っぽくなってきます。
で、ここからが酷いことに。。
もはや、どこを通って良いのか分からないくらいの倒木の嵐。。
橋を渡って、ちょっと落ち着いたと思ったら。。
この後もしばらく、倒木との格闘は続きました。
やっと出てきた、案内。。
安心します。
で、チェンソーを持った伐採隊とすれ違いました。
下山も同じルートを使いますので、通りやすくなっていることを願います。
槍沢ロッジに到着!
ドリンクだけ「ガッ!」と飲んで先に進みます。
途中にあった、「槍見」と書かれた岩の裏に槍のような山が。。。
槍ヶ岳じゃないし。。視界が良ければ槍ヶ岳が見えるのかな?(不明)
ババ平キャンプ場に到着。
トイレの建物とかすごく綺麗でビックリしました。
槍沢を上がっていると、対岸に滝が見えてました。。滝なのかな?沢?
振り返ると。。
常念岳かなぁ~
さらに進んで行くと、表示が出始めました。
槍ヶ岳を開山した播隆さんが使った洞窟のようですね。
殺生分岐。。実は計画段階では殺生ヒュッテに宿泊も考えていました。
少し上がると、殺生ヒュッテも見えます
ここから少し登りが大変ですが。。。一気に槍ヶ岳山荘へ。。
殆どなにも見えません。
ガスってますが、槍ヶ岳ドーン!!
登るかどうか悩んだんですが、少し雲が切れるような感じもあったので、アタックします!
最後のはしごを登り切って。。
とりあえず登頂!下方は少し見えるときもありましたが、眺望悪し。。
30分ほど粘りましたが、寒さもこたえてきたので、山荘に撤退しました。
翌朝。。。
天気予報では夜中から快晴になっているはずでしたが、激しい濃霧で何も見えません。
でも、なんとなく、上空は雲が薄いんじゃないか?という希望的観測の元。。再度上がります。
この日最初の山頂へのチャレンジャーです。
あと、もう少しで山頂というところで、周囲が明るくなり、朝焼けとなりました。山頂へ急ぐと。。。
おおっ~予想通り山頂は雲が抜けていました。
少し陽が上がり、時折周りの山々が見えてきます
手前は三俣蓮華岳で奥が黒部五郎岳?かな?
この後、天気は回復予報なので、待っていれば景色はもっと良くなるはずですが、下山もしなければいけませんし、十分満足できましたので、下山開始します。
殺生ヒュッテ辺りまで降りてくると。。
さすが!槍ヶ岳は圧巻ですね!
そして、前日苦労した倒木が、ほぼ倒伐されていました!感激!
根元ごと持っていかれましたね。。自然の力は恐ろしい。。
明神館まで降りてきて、そのまま上高地まで行くつもりでしたが、穂高奥宮の文字を見て。。
これはお参りしなくては。。。
99座目槍ヶ岳の無事下山と北アルプスへの感謝。そしてここまでの無事の感謝の気持ちを込めさせていただきました。
槍ヶ岳といえば、登山をしない人でも一度は聞いたことがあるような、特別な山だと思います。
倒木の連続、濃霧、雲海、ご来光。。そして山容。。。。どれを取っても特別な思い出ばかりです。
まさか自分が山登りで槍ヶ岳にくるなんて。。。そんな気持ちで今回の山行を楽しみました。