ドリフト3

NORIさんからのご質問。。
「フロントが切れてしまって….何かアドバイスがありましたら、ご教授ください。」
はい。では、ご教授しましょう。。。(偉そう?)


ここで言うドリフトって、イントラ検定で行われるミドルターンドリフトの事なんですが、
ドリフトというのは、ズラしながらターンをする事。。。。ですよね?
いいえ、違います。(笑)
確かにボードはズレていますけど、ズレていればOKというものではありません。
カービングとドリフトの違いって何ですかね?
スノーボード指導教本には、その違いについていくつか記載されていますが、それが全て表現できれば問題ありません。
それじゃあどうすれば良いの?って感じですよね。
僕がカービングとドリフトの違いの中で一番に考えなくてはいけないのは、軸(重心)の使い方だと思うんですよね。
内傾を作る動きをカービング。軸を外に働きかけるのをドリフト。と僕自身は定義しています。(自分勝手)
軸を外に働きかけるというのは、軸を起こすという事ではなく、その軸をターン外側方向に平行移動する感じです。
ターン中ってどんなにがんばっても重心はターン内側にあります。
ターン外側に重心があることはありません。もしあったら逆エッジで転んでいるはずです。
その状態から、より傾きを作っていけばエッジが立って(立ちやすくなって)カービングになりやすくなります。
逆に軸を起こしていくように運動すればボードの角付けが強くなる事は無いですよね?
NORIさんのように切れてしまうのは、ターン内側に重心が移動しているから。。。です。
試してみてください。
低い姿勢で、フロントサイド横滑りです。。。できますか?
腰が曲がっているだけでは駄目です。膝が深く曲がっているかどうか注意してみてください。
それが出来なければ、どんな方法を使っても、ドリフトはエッジが立ってしまいます。
多分、ちょっと低くなっただけで横滑りできなくなっていませんか?
その辺を練習してみると、何かつかめてくるかもしれませんよ。
いくらボードがズレていても、下にいる検定員から見るとボードのソールが良く見えるのでエッジが立つのが良く分かります。
長州小力風に「切れてないですよ!」とアピールしても、エッジが立っていれば絶対に認めてくれません。(爆)
こんなアドバイスですが、いかがでしょう?NORIさん。。

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