プレスカーブ考。。。その1


実は今日お隣のエーデルワイススキー場で、非公式ではありますがプレスカーブについての講習がありました。講師1名(誰とは言えませんが。。)&受講者2名(うち一名は僕なんですけど。。)
何でかというと、今年はテクニカル選手権の予選種目にプレスカーブショートという種目が入っているからです。
プレスカーブは教程本には記載されていますが、検定種目ではありませんし、ハッキリ言ってどうやって滑ればよいのか分からない人も多いのではないでしょうか?
過去に1度ショートの展開という種目でプレスカーブがあったことがありますけどね。。
うちのスクールのスタッフの中には予選に参加する人もいるので、かなり気になっているようです。


今回の内容を一度に紹介できるほどの時間はないので数回に分けて解説していきたいと思いますが、予選も近いので急がないといけないですね。。だから今回「その1」としました。
プレスカーブとは、ストロークを最小限に抑えつつ筋肉の緊張と弛緩による荷重抜重を行ってターンをするというものです(かなり簡単に言うとね。。)
しかし、プレスカーブ知識を深めるには、それ以外の2つの動きを理解しなければならないかな?とも思います。
1つは、ベーシック。いわゆる立ち上がり抜重、沈み込み荷重によるターンです
感覚的なことは無視して、物理的に運動をみてみると。。
ターン後半は沈み込みによる荷重を行います。切り換えは立ち上がり抜重を行います。
立ち上がることで重心位置が高くなり、遠心力の影響を受けやすくなります。これが切り換えのきっかけになります。
例えると、背の高い車は重心位置が高いのでカーブで外方向に横転しやすくなります。
その横転しやすい力を使ってクロスオーバーをする感じになります。
内力を使えば、そのタイミングをズラしたり、強弱をつけることも可能になると思います。
しかしながら、脚を伸ばす立ち上がりは、重心位置を上げるためその反作用としてボードの荷重を高めることができます。立ち上がり抜重とはいえ内力的には荷重も行える運動となります。クロスオーバーが始まると角付けが弱くなるので、外力的には荷重が弱まり全体として抜重効果が生まれます。
もう一つは、ダイナミック。いわゆる抱え込み抜重、伸ばし荷重によるターン。
ターン後半は伸ばし荷重を行います。ベーシックでも言いましたが、脚を伸ばすことで内力的には荷重となりボードをたわませる力となります。切り換えは抱え込みによる抜重を行います。
抱え込むことによりボードは重心に近付きます。これにより抜重効果が生まれます。
切り換えは、偶力(実はちょっと違うけど)といわれる力によって行われます。
偶力とは、平行で向きが反対の力を作用させると物体が回転するというものです。
例えると、鉛筆の両端に反対向きの力を加えると、鉛筆が回転します。無重力であればその場で回転します。地球上では回転しながら落ちるのは当たり前。。
ダイナミックで説明すると、反対向きの2つの力とはリーンアウトによる上体の力と脚を曲げて抜重することによりボードにかかっていた雪面抵抗がボードを引きつける力の2つが身体を回転運動させると考えています。
身体全体をトルクと考えても良いのですが、偶力で考えた方がなんとなく僕の気持ちがすっきりします。
トルクは、固定された回転軸の理論なので、ちょっと違うかなと思います。重心は固定されてないし。。
じゃあプレスは?ってことになります。。
続きは。。その2で。。
うそです。。
プレスはストロークを抑えた切り替え方法を用いなくてはなりません。しかもできれば抜重を最小限にしたいところです。
内力的には脚を伸ばせば加重。曲げれば抜重。
外力的には脚を伸ばせば遠心力の影響を受け、脚を曲げれば回転運動が始まってしまうということです。
これ以外の方法があればプレスがしっかり分類できます。
やはり筋力の使い方によるのかな。。
ちょっと感覚的な説明になってしまいますが、バネを考えます。
今までは脚というバネを伸び縮みさせて運動を行っていましたが、プレスではバネを伸ばさないで力を溜めることだけを利用します。
バネは縮めるけど伸ばさない。。ことによって伸びようとする力を使う感じです。これが加重です。抜重は基本的に行わずターン中にわずかに伸びたバネを縮めることで切り換えを行います。
ターン中にわずかに伸びたバネ、伸びたバネを縮める切り替え。。この動きをどう表現するべきでしょうか?
この続きはその2で。。
今度は本当です。。。
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