加速する?スノーボード


10月20日、浦和で行われたJSBA校長研修会に行ってきました。

いろいろな内容が話されましたが、それは置いておいて。。

研修会のあと数人で居酒屋へ。。(誰かは秘密!)

当然、スノーボードの話ばかりになるのですが、その中でスノーボードって加速するするの?っていう話に。。
ここでいう加速は重力落下によるものではなく、運動で走らせることができるかどうか?という意味です。

たまに板が走ってるね〜なんて言い方をしますが、本当に走るものなのか。。をちょっと考えてみました。

いつものごとく、たまに間違ったことを書いていたりします。まぁ参考?程度に流して読んでみてください

ターン運動で加速させる動きで思いつくのは、
まずはブランコ。。漕いでいくと加速して振れ幅が大きくなりますよね。
次にアイススケート。。スピンでどんどん回転速度が上がっていきます。
他には、ハンマー投げ。。これもどんどんスピードが増していきます。

もちろん他にもいっぱいあると思いますが。。。
今回はこの辺の動きから考察。。


まず知っておかなければいけないことは、「角運動量保存の法則」です。
いきなり物理用語っす。(^_^;)

簡単にいうと回転のしにくさとスピードは反比例です。
同じ回転の状況ではこの値は一定ですよ。。っていうのが法則です。

どういうことかというと、
回転しにくければ速度は遅くなり、回転しやすければ速度は早くなりますよ。。ってことなんだけど。まぁ、当たり前っていえば当たり前。

アイススケートのスピンでいえば、両腕を水平に伸ばせば回転がしにくくなって回転は遅いですが、腕を畳んでいくと回転が速くなり最後にはすごい回転になっていることあります。
回転を止める時は、また腕を広げてますよね。。
これがこの法則のキモ。。

じゃあブランコでいうとどんな感じになるかというと、
とりあえず立ち漕ぎをイメージしましょう。。
もう何十年もブランコには乗っていませんが、
効率良く漕ぐための方法とは、
最高点から最下点に行く時は低い姿勢で。。
最下点で、踏みつけるように立ち上がり。。
反対側の最高点で低い姿勢に戻る。。です。(知ってました?)

でもこれでなぜ加速するかというと、
立ち上がることで重心の回転半径が小さくなります。。。
つまり回転半径が小さくなれば回転しやすい状況が生まれてスピードが増す。。
っていうのが、この法則を用いた加速の理論。
もちろん、この理論からいえば、加速はするかも。。

しかし、スノーボードで半径10mのターンで。重心は9.5mの位置にあったとすると、立ち上がることによってせいぜい9m、実際の移動量は50cm。。
これでどれだけの加速となるのか。。
公式から簡単に計算してみると1.114倍。。。う〜ん微妙な数値。。

さらに、加速に結びつけるには、重心を変えられないから切り換えが出来ないので、そのまま山回りになります。
で、切り替え時にやろうとすると重心が持ち上がり、せっかく運動によって重心の回転半径を小さくしたのに重心の軌道は大きくなり、結果として減速。。
これでは切り替え時の板の走りには到底なりません。。

この考えだけで、加速に結びつけるにはターン中にやるしかないかな。。しかも浅回りかな。。
ターン中盤だと加速した時点で山回りに入るのでノーズの雪面抵抗で減速しそう。。できれば谷回りこの理論での加速。。フォールラインを超えた辺りでは重力落下に任せる。。っていうのが効率よさそう。。
切り替え直後に低い姿勢から、一気に加圧するように立ち上がる。。するとちょっと加速するかも。。。
でもこれって多分体感できない気がするんですよね〜この加速より、重力落下の加速の方が大きいし。。

以前ブランコのイメージでの滑走をスノーボードでやってみる実験(?)をしてみたことがあります
ターン終了後にターン内側に思いっきり立ち上がる。。。すると、ボードの回転半径が小さくなり軸が起こされて切り替え。。切り替え後に位置エネルギーを谷方向に働かせるように低い姿勢へ。。
確かに今までと違った切り換えにはなるんですけど。。。加速しているかどうかは。。。

まぁ〜スノーボードってこれだけで滑ってる訳ではないので。。もっといろんな考え方が出来ると思うけど、ブランコ理論だけで加速に持って行くにはちょっとムリかもね。。

ちなみに、ハンマー投げは回転が始まると腕は伸ばしっぱなしなんですが、重心を移動させながら回転させることで二重振り子として作用している模様。。いやぁ難しいね。。こりゃ。。

後半は一気に書き殴ったので、間違ってるかも。。後でゆっくり読み返して検証しますが、間違いに気付いた人がいたらご指摘下さい

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