ボードの性能?コア


スノーボードの性能第?回は「コア」です。
コアって!?何?なんて人もいるでしょうか?
日本語で心材(芯材って言う人もいる)です。(どの部分を指すかは前回の記事の図を参照してね)
実はこれがスノーボードの性能を一番左右するんですね。
コアがあらわす性能は、主にフレックス(たわみと反発)、トーション(ねじれ)です。


つまり硬い板、柔らかい板、返りの早い板、遅い板って感じです。
これによって技術レベルでカービングがしやすかったり、しにくかったりします。
では、コアは何でできているかというと主に天然素材と人工素材に分かれます。
天然素材とは、ウッド(いわゆる「木」)です。
木だからと馬鹿にできません。
軽く、しなりがある。こんな素材は人工物ではなかなかありません
しかし難点があります。
まず、品質にばらつきがある。これが大きい。
だから、良い品質を望めば必然的に高価になります。
いわゆる上級モデルでコアがウッドならかなり良いコアであるといえるでしょう。
品質にばらつきがないともいえます。
初・中級モデルなら品質にばらつきが出るはずなので、
偶然最高のボードに出会うこともあるかもしれません。(見つかればお買い得!!)
また水分を含むと強度が下がるので、
板を酷使して傷だらけにしてしまう人にはあまり向かないかもしれません。
木なんか折れちゃうじゃん。と思うでしょ?
折れません(笑)
コアとして使うときは、シート状にして何層にも重ねて使います。
紙を曲げるだけでは折り目ができないのと同じです。
人工素材としては、カーボン、PU(ポリウレタン)、アラミド、樹脂等など、色々あります。
カーボンは軽量でしなりがあるので素材としては最高なのですが、
なにしろ高い!!高すぎる!!部分的に使ったりする事が多いです。
フルカーボンのボードもありますが、カーボンで全部埋まっているわけではなく
チューブにするなどしてある程度隙間を付けています。
PU(ポリウレタン)の特徴は、何しろ軽い!!発泡樹脂なので泡々って感じです。
もちろん固体ですよ。気体や液体ではありません(爆)
しかし、反発が少なく耐久性もあまりないので、上級者向きではありません。
製造コストがものすごく安いので、大量生産向きのコアです。
初心者ボードは、ほとんどPUが使われているようです。
アラミドは、ハニカムにして使います。アラミドハニカムコアと言います。
ハニカムとは蜂の巣の事で、六角形の格子状にします。
すると、軽量で強度のある板ができます。それをコアにします。
やはり高価です。
アラミドとはナイロンのような合成繊維で軽くて強い繊維です。
紙で作ってもそこそこ強度があるので、車の天井の内張りなどに使ったりもします。
余談ですが、どこで勘違いしていたのか、アラミドはアルミの一種だと勘違いしてました。。。
アルミなんか使うわけ無いですよね。。。(恥ずかしい)
アラミドハニカム.jpg
参考:アラミドハニカム
樹脂は、PUも樹脂になりますが空気を混ぜずに樹脂そのものとして使います。
その分重くなりますが、耐久性もあるし、めちゃめちゃ重くもないので、
ウッドと上手く組み合わせて使ったりします。もちろん単体でも使います。
それらのコアをグラスファイバーやカーボンファイバーで包んでコアとして使います。
コアとしては、はやりウッドはかなり良いです。
しかし、製品のばらつきがない人工素材も魅力的です。
その場合、PUなどは選ばずに、カーボン素材、ハニカムコアを選びたいものです。
ここまで来た方、ついでに読んで疲れた感想をコメントにどうぞ!!(笑)
人気blogランキングへblogranking2.gif   ←1日1クリック!あなたの日課です(爆)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください