ニュートラルポジション


基本姿勢と似た言葉でニュートラルポジションという言葉があります。
新しいスノーボード教程のP41には、「連続ターンのなかでの切り換えのポジションを指す言葉です。よってショートターンやロングターン、ベーシックカーブやダイナミックカーブなど、それぞれの状況で異なる」と記載があります。
まぁ~言葉の定義はそれほど大事ではないのですが、ターンとターンの切り替えポジションとするなら、ヒールサイドからトウーサイド、トウーサイドからヒールサイドの姿勢って同じなのかな?って思ったんです。


僕は何となく同じかな?って思うんです。
ボードが切り換えでフラットになるときの姿勢。。。う~ん。同じだと思う。
トウーサイドの姿勢とヒールサイドの姿勢がフォールライン上でマックスな姿勢だとすると、切り換えの姿勢は同じの方が運動効率が良いと思うんですよ。
だったら、そのニュートラルポジションを同じにしていくことが左右のターンの質を近付ける事にもなるんだなって思うんです。
今日、スタッフの研修をしていてニュートラルポジションを意識して滑ることを指示したんです。
ボードがフラットの時にバランスの良い姿勢を取ることを特に意識させてみたんです。
しかし。。できない。。
トウーサイドは傾き、ヒールサイドは捻り。。。
同じ姿勢を作るどころか、全然違う。。
そう、次のターンの事ばかりを考えてニュートラルポジションを全く通過できないんです。
直滑降から山回りでも、ヒールサイドとトウーサイドでは直滑降のバランスが違うんです。
ヒールサイドで山回りするという意識が直滑降バランスも崩してしまっている感じです。
これではターン弧にあったクロスオーバーも出来るはずもなく、技術向上の妨げになる可能性もありそうです。
その後、スライドを中心としたニュートラルポジションを作るトレーニングをしましたが、すぐに効果が出る感じでもないので、繰り返すことで滑りが変わってくるかも知れませんね。。
これは以前から感じていたことではありますが、直滑降のバランスでバランスの質がある程度判断できる気がしています。
つまり、直滑降バランスを向上させることでニュートラルポジションを安定させ、ターンの質を高める事が出来るのではないか?と思います。
皆さんはニュートラルポジションを意識していますか?
スピードが出るほど、斜度が急になるほど外力が強くなるので、どうしても外力に頼りがちです。
外力とバランスと取るのは内傾です。
技術が高まれば高まるほど内傾バランスが良くなるので、そのバランスで滑ることになります。
外力に任せて本来必要なボードへの働きかけがおろそかになっていませんか?
シーズン初めだからこそ、ポジションの確認。。。しなきゃですよね。。
Hold your board flat on the snow.(雪の上ではボードをフラットに保ちましょう)
ちょっと意味が違うかな。。

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