スクールのすゝめ


バッジテストの受験者を見てみると決定的に不足しているものがあります。
それは、「教わる」ということ。。。


バッジテストが開催される日の午前中には、事前講習が行われますよね。
特に、2級受験者に多いのですが(JSBA[日本スノーボード協会]の会員だと2級から受験できますからね。。)、受講者に少し話を聞いてみると、「スクールに入ったこと無い」という人が思いのほか多いことにビックリします。
しかも、種目すら何をするのか分からない人がいるんです!!
何の試験があるかも分からず、勉強もせずに大学受験に行くようなものです。。
事前講習というのは、あくまで受験に際しての注意点などを説明することが中心で上達を目指すものではありません。(中にはどんどん上達してしまう人もいますが。。。)
だから、その事前講習の中で「カービングとは何?」、「スムーズな上下動をするとどうなるの?」とかの細かい説明をすることが出来ないんですよ。(それをしてしまうと、説明だけで講習が終了してしまいます。。)
バッジテストで何度も落ちるより、スクールに入って、基礎的なことをしっかりとトレーニングすることが合格への近道になると思いますよ。。
検定員の立場としても、バッジテストは不合格にさせるための試験ではありません。
でも、理解がなく、表現も出来ていないとするならば、合格点は出せないのです。
バッジテストというのは、インストラクターへの登竜門となっています。
1級まで取れればそれで良い。という人もいると思いますが、
1級まで取るとインストラクター資格が欲しくなるのも人の常です。
スクール受講経験が少なくても、インストラクター資格を取得してしまう人もいることも確かですが、
実際に、指導現場に立つことがあった時、その今までのスクール受講経験が指導経験として役に立つのです。
インストラクターは、生徒を指導して上達させるのが仕事です。自分自身が上手なだけでは生徒は上手になりません。生徒も、インストラクターが上手なのを見に来るわけではありません。
魅力的なインストラクターになるためには、魅力的なレッスンをしなければいけません。
その為には、多くのレッスンを受講し自分の糧に出来れば自分も上達するし、生徒も上達できるのですよ。そんなインストラクターになりたいですね。
バッジテストの話から、インストラクターの精神論まで行ってしましましたが、今回はこの辺で。。

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